キャラクター・コンセプト・デザインは、おおた慶文氏によって制作されました。
「一本松の精霊の少女 レイラ」
大津波によって破壊されてしまった高田松原7万本の松の木。
その中でたった一本だけ生き残った奇跡の一本松の精霊の少女、レイラ。
ひとりぼっちになってしまったレイラは苦悩します。
「いやです。たったひとりで生きてゆくなんて、そんなの、絶対いやです・・・。」
「死にたい。どうか死なせてください。」
しかし、ある日レイラの家族たちが魂となってレイラに会いに来ます。
そこで明かされるのはあの大津波の最中で起こった一部始終でした。
「ひとりだけ生き残った少年 ウパシ」
漁師の孫であるウパシ。大津波のその日もじいちゃんと海へ漁に出ていました。
荒れ狂う波の中、ウパシは松につかまり命からがら救われます。
それから、レイラとウパシの不思議な心の交感が始まるのです。
■おおた慶文氏 略歴
1951 北海道に生まれる。
1977 店舗デザイナーを経てフリーになり、独学で絵画を学ぶ。
1981 サンリオ主催「詩とメルヘン第1回イラストコンクール」で最優秀作品賞を受賞。
1986 第12回サンリオ美術賞受賞。
1992 百貨店会場による原画展を各主要都市で開催。以後恒例となる。
1993 大阪松坂屋・東急吉祥寺店などの5会場で原画展開催。
1994 小倉玉屋およびプランタン銀座にて原画展開催。
1995 松坂屋上野店など全国5会場で開催した原画展では、延べ6万人の観客動員を記録する。
1996 横浜松坂屋にて原画展開催。
1997 大阪松坂屋にて原画展開催。
1998 横浜三越にて原画展開催。
2001 横浜そごう美術館にて原画展開催。
2002 堺タカシマヤおよび松山高島屋にて原画展開催。
著書多数。
おおた慶文氏のホームページはこちら【おおた慶文ホームページ】